第3回 BPMとBPMS iGrafx

第3回BPMとBPMS iGrafx
☆この回のポイント
  • BPM=業務の設計図。BPMS=業務の自動実行管理
  • BPM=iGrafx。BPMS=イントラマート、UiPath。DXに必要な要素をフルサポート

こんにちは。可視化コンサルタントの鈴木 裕です。
前回は業務可視化について、iGrafxが用意している便利な機能を取り上げました。
今回は、デジタルトランスフォーメーションにおいて私たちが目標としている業務自動化について紹介します。
※6月15日に弊社はNTTデータイントラマート様とコンサルティングパートナー契約締結を発表させていただきました。今後は可視化から改善まで、ワンストップでご支援ができるようになりました。

BPMとBPMSの違い=業務の設計図と実行の仕組み

可視化noteにBPMNについての記事を投稿してからしばらく時間が経ちましたが、当時の状況に比べると、BPMNという言葉も浸透したのだなと感慨深いものがあります。一方、BPM、BPMN、BPMSと似たような言葉ばかりで分かりにくいと思われている方も多いのではないでしょうか。(私も説明しづらくて困っています。。)

ここで、それぞれの違いをしっかりと理解する為にも、BPMについて簡単にご説明致します。BPM(Business Process Management)は、そのまま日本語にすれば「業務プロセス管理」となり、企業活動を業務プロセス単位で可視化、把握し、評価・管理しようという活動を指します。

業務プロセスを把握するにはフローチャートが適しています。そこで、業務プロセスを表記する国際標準ルールとしてBPMN(Business Process Modeling and Notation)が制定されました。
BPMNを使って業務プロセスを可視化・設計し、管理するのがBPMツールです、iGrafxはBPMツールですので、業務可視化やプロセス指標管理に強みを持っています。

BPMツールで業務を設計した業務プロセスを実行するシステムがBPMS(Business Process Management Suite/System)です。具体的には業務プロセスで使用されているRPAやICTツールの実行を制御し、自動化するシステムを指します。いわゆるワークフローと近しいですが、設計図に基づいて業務を自動実行、管理することで業務のデジタル化、人間は人間にしかできないことに注力する環境構築を推進します。
BPMSを構築するためにはBPMが前提であり、可視化と業務設計が必要です。また、業務改善の高速化が進む昨今では、第1回で紹介したようなデジタルツインの構築が不可欠なものとなってきています。iGrafxのようなBPMに強みを持つツールが、今後重要性を増していくでしょう。

iGrafxとイントラマートとの連携=BPMの完成

iGrafx上でBPMN2.0を用いて作成したフローチャートは、IM-BPMに連携してイントラマートでのBPMS開発に引き継ぐことができます。iGrafxの強みである業務を高速に体系的に可視化する能力に、設計した業務を遂行する柔軟性に優れたイントラマートの能力が加わることでお客様の願いをかなえるBPMをご提供できるようになりました。ちなみに、弊社で扱っているRPAツール「UiPath」もイントラマートとの連携が可能ですので、これまで以上に完成度の高い業務自動化をご提供可能となりました。
お客様に高い評価をいただいている弊社のコンサルティングサービスと合わせて、お客様のデジタルトランスフォーメーションを確実に成功させるご提案を差し上げます。ぜひともお問い合わせいただければと思います。

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ところで、どんなに業務を改善しても、定着しなかったら意味がありませんよね。
業務の定着化や業務フローを最新の情報に保つ秘訣については、次回にご紹介いたします。

本記事のご提供元

株式会社サン・プラニング・システムズ
可視化コンサルタント 鈴木 裕

株式会社サン・プラニング・システムズ 鈴木 裕 【プロフィール】
IT導入、標準化に向けた業務可視化、 iGrafxを活用した持続的なプロセスマネジメントサイクルの構築を得意としています。金融業、製造業、地方自治体へのiGrafxシステム導入、人事・総務業務、経理業務等の可視化実績多数あり。

【保有資格】
SAP認定コンサルタント(HR)
ITコーディネータ 等