IPOを遅らせないためのリスクマネジメント体制整備運用

リスクマネジメントの必要性

IPOに当たっては事業計画に従って業績が進捗しているかどうかが第一の重要なポイントとなりますが、それと同様に重要なポイントとなるのがリスクマネジメント体制(内部管理体制)を適切に整備し、運用することができているかどうかということです。公開企業として、経営活動を適切かつ有効に行い、資本市場や各種利害関係者から信頼され続けるために、リスクマネジメントは非常に重要です。特にここ数年、リスクマネジメント体制の不備が一因となって、IPOが延期または中止される事例も散見されており、そういった事態を回避するという観点からも留意が必要です。

リスクマネジメントとは

企業は、経営理念やビジョン、ミッション、事業目標などを掲げ、その実現のために日々事業活動を行っていますが、その実現に当たっては、業務の有効性や効率性を確保し、財務報告の信頼性を確保し、関連法規を遵守することが必要になります。

その一方で、事業活動は上記を阻害する様々なリスクに晒されています。
法令違反、粉飾決算、システム障害、情報漏洩、労使問題、事務過誤、等々、企業を取り巻くリスクは枚挙に暇がありませんが、このようなリスクが現実化してしまうと、株主や顧客、従業員、その他取引先等、様々な利害関係者に損害が生じ、経営理念やビジョン、ミッション、事業目標の実現が阻害されてしまいます。

そこで、リスクをしっかりとマネジメントすることが必要になるわけです。
具体的には、自社を取り巻くリスクを識別し、リスクの重要性を評価し、リスクの重要性に応じたリスク対応策を検討・整備し、整備したリスク対応策がしっかりと運用されているかどうかモニタリングをし、不備があれば適時適切に改善することが必要になるのです。

リスクマネジメント体制を整備運用するには

それでは、IPOへ向けて、上記のようなリスクマネジメント体制の整備運用をどのように進めていけばよいのでしょうか。この点については、前述したように、リスクを識別し、リスクを評価し、リスク対応策を検討・整備し、リスク対応策の運用状況をモニタリングし、必要に応じて改善を行う、という一連のステップを踏んで進めていくことになりますが、これらを進めていくにあたっては、押さえておいた方が良いいくつかのポイントがあります。
それらポイントの中でも、特に重要と考えられる7つのポイントについて、「IPOを遅らせないためのリスクマネジメント体制整備運用7つのポイント」と題して資料にまとめました。この7つのポイントを意識していただくことで、リスクマネジメント体制の不備が原因となってIPOが遅れてしまうという事態を回避できるだけでなく、ビジョン・ミッション等の実現へ向けて経営の安定度を高めることも期待できます。

ぜひダウンロードいただき、ご覧いただければと思います。

【無料ダウンロード】IPOへ向けてのリスクマネジメント体制(内部管理体制)の整備運用