こんにちは。サン・プラニング・システムズ 可視化コンサルタントの鈴木 裕です。
最近、BPMNの熱の高まりを感じることが多くなってきました。実際、弊社へBPMNを使用したフローチャート作成や、フローチャート作成ツールについてのお問い合わせが多くなってきています。
そこで、弊社が考えるBPMNのポイントと、BPMNを使用したフローチャート(業務プロセスモデル)作成に適したツールの紹介を2回にわたって行っています。
後編である今回は、BPMNを使用したフローチャート(業務プロセスモデル)作成に適したツールを紹介します。
前編はこちら(【今日から始める】BPMNモデリングの3つのポイント)
ポイント① 圧倒的な生産性
BPR+は、フローチャート作成ツールとして簡便な操作性と強力な作図性能を誇り、フローチャートの作図やメンテナンスを強力に支援するツールです。
その特徴をいくつか説明します。
・直感的な操作
図形の配置が自由に行えるだけでなく、接続線を自動接続する機能も搭載されているため、直感的な操作が可能です。
また、図形の移動に伴ってスイムレーンが伸縮したり、接続線が追従するなど利用者の作業負荷を劇的に低減する機能によって、利用者はフローチャートを作成することだけに集中できます。
・豊富な図形集を用意
BPMN図形はもちろんのこと、バリエーション豊かな図形集を用意しています。
この図形集はユーザーで自由にカスタマイズすることも可能です。例えば、画像ファイルを図形として登録することが可能です。
・充実した作図支援機能
ボタン一つで接続線の自動接続や図形の揃え、間隔調整が行えます。また、ページ跨ぎ時にも自動で接続図形をセットする、接続線が交錯するときは自動で線を跨ぐ等ストレスフリーな作図を支援する機能が標準で搭載されています。
・フローチャートの公開・管理を見据えた拡張性
作成したフローチャート図表はPDF等の外部ファイル形式で保存が可能です。
(外部ファイル形式で作成したファイルは編集ができません。ファイル編集はBPR+でのみ可能です)
また、別売のサーバー文書管理システムを使用することにより、Webを利用した文書公開やより精緻な管理が可能となります。
ポイント② ボタン一つで業務記述書を作成
BPR+の最大の特徴は、図形の中に多数の情報を入力できることです。これによりフローチャートの図形一つ一つが個別に情報を管理できるようになり、ただの流れ図ではない、業務プロセス管理ツールとして皆様の業務支援を実現しています。
BPR+を使用して図形に入力された情報は、Excel形式の帳票に出力することが可能です。このExcel帳票は業務記述書やリスクコントロールマトリックスなどが標準で用意されており、業務プロセス管理上で発生する様々な要件に対応できます。
また、BPR+は出力したExcel帳票の内容をフローチャートへ取り込むこともできます。例えば、フローチャートを作成し業務記述書を出力、業務記述書上で情報入力した結果をフローチャートへ取り込むといった使い方ができます。
ポイント③ 業務改善を支援するサブ図形
BPR+には他にもフローチャートの情報を拡張するサブ図形が用意されています。
例えば、業務リスクとその統制を表すリスク図形、コントロール図形であれば、業務図形に紐づけることによって視覚的に業務リスクと統制が把握できます。もちろん、この情報もリスクコントロールマトリックスという形式で帳票出力ができます。
他にも、業務で使用するドキュメントやシステムを視覚的に表現する図形や、確認ポイント、問題、課題を管理する図形が用意されています。
サブ図形を使用した一例を紹介します。例えば、私はヒアリングしながら業務プロセスのフローチャートを作成しますが、ヒアリング中に問題や課題を発見した場合は、すかさずフローチャートに図形を配置し内容を記入しています。こうすることで業務のどこに、何の問題や課題があるかを視覚的に共有しながら改善対象を洗い出すことができます。ヒアリング後には問題管理表や課題対応管理表を出力して整理し、フローチャートに情報を反映させています。
このような使い方だけでなく、業務マニュアルにも応用が可能ですので是非お問い合わせください。
BPR+は30日無料の評価版もご用意しています。また、各種事例や可視化メソッドを説明する無料セミナーも開催していますのでお気軽にお問い合わせください。
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