第2回はこちら:
業務可視化への第一歩!業務棚卸
あなたは本当にすべての業務を知っていますか?
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業務棚卸お疲れ様!では早速プロセス可視化に取り組んでいこう。
そうですね!・・・あれ!?でもフロー図を描くといわれても、いったいどんな風に書けばいいんでしょうか?
「誰が」「いつ、何をきっかけに」「どんな作業を」「どういう場合に」を現場の人にヒアリングして、その聞いた内容をSwimlaneや図形で表現するんだよ。
えっと、Swimlane・・・って何ですか??
「誰が」この業務を行うのか、を表現するレーンのことだね。
フローに使用する図形も早速見ていこう!
フローで使う図形と描く際のポイント
今回はこの3つの図形を使って、フロー図を描いてみよう。
え?!たったこれだけですか??
実はこれらの図形だけで、「いつ、何をきっかけに」「どんな作業を」「どういう場合に」を十分にフローで表現することができるんだ。
3つの図形で表現できるものなんですね!使う図形が多いと描けるか不安だったのですが、少し安心しました。
必要に応じて他の図形を追加しても大丈夫だけどね!今回はシンプルにこの3つを使っていこう!
より詳しいフローを描く際の図形の使い方や、その他の図形については弊社が運営している「業務可視化ノート」も後で是非参考にしてくれ。
ありがとうございます!よーしどんどん知識を吸収するぞー!!
フローを描く際の表現のポイントについて(良いフローと悪いフローについて)
山口さん!営業部門にヒアリングして早速パイロット版のフローを描いてみました!
なかなか上手に描けましたよ~!見てください
なかなか上手に描けましたよ~!見てください
お、早いね!~どれどれ・・・
う~ん、せっかく描いてもらったんだけど、
・どこから業務が始まっているのか分かりづらい
・接続線が混戦していて、業務の流れが分かりづらい
・判断図形を多用していて分かりづらい
の三拍子だね。
・どこから業務が始まっているのか分かりづらい
・接続線が混戦していて、業務の流れが分かりづらい
・判断図形を多用していて分かりづらい
の三拍子だね。
そんな!せっかく業務を可視化しても、見る人に伝わらなかったら意味ないじゃないですか!!
そうなんだよ。社内の業務をフローとして表現する際によく皆陥りがちな点だね。
皆で業務の問題や課題点を話し合う時に、わかりやすいフローがあればとっても議論しやすい。いわばフローは業務を語る上で社内の「共通言語」となっていくんだ。だから、相手に伝わるフローを描く必要があるんだね。
ポイント①
業務フローは関係者全員で業務の流れを認識するための共通言語となる。目安としては、「新入社員であってもイメージが伝わるフローかどうか」を意識して描くことがおすすめだよ!
「社内の共通言語」か・・・そういわれると、なおさら伝わりやすいフローが大事だと実感が湧いてきます。でももう新卒の頃なんて八年も前なので、いまいちどのように描いたらいいのか思いつかないなぁ・・・。
さっき指摘した部分の裏返しで
・開始条件を明確にする
・流れ(時系列)を明確にする
・条件分岐を明確にする
を意識すると見やすいフローにすることができるよ!
・開始条件を明確にする
・流れ(時系列)を明確にする
・条件分岐を明確にする
を意識すると見やすいフローにすることができるよ!
かつ、DXで抜本的な業務改革をするにあたって、業務中にどういったシステムや帳票を使っているのか、表記するのは大事なんだよ。なぜならシステム導入をするときに、システム要求事項を検討しやすくなるんだ。
ポイント②
・開始条件を明確にする・流れ(時系列)を明確にする
・条件分岐を明確にする
・どういったシステムや帳票を使っているのか、表記する
うわ~!こんなに分かりやすいフローに変身するんですね!
だろう?
「フローにどの図形を使うのか」「どのような点を意識してフローを描いていくのか」等、パロット版のフローを試行錯誤する際に、ルールも一緒に決めていくとより可視化が進めやすいよ!
ちゃんと今回のDXに役立つフローになっているかどうか、本格的に描き始める前にしっかり考える必要があるんですね!
その通り!
ルールブックについて
メモメモ・・・
お、塚田君今回の話を沢山メモしてくれてるね。
もちろんですよ!これから、どんどんフローを描いていかないといけないし、僕からプロジェクトのメンバーやヒアリングさせてもらう部門の方にも説明しないと・・・
うんうん、皆にしっかり共有していかないとだね。そういう場合は一度「ルールブック」としてしっかりまとめて社内展開してみることをお勧めするよ。
ルールブック??
そうそう。こんな感じに、そもそものプロジェクトの目的から、フローを描く際に決めたことをルールブックとして残しておくんだ。
ポイント③
①今回業務の可視化をする目的は何なのか②どの図形を使って、どういったツールを使ってフローを描くのか
③どのような点を意識してフローを描いていくのか
なるほど!ルールブックがあると周りの人への共有がしやすいし、皆でフローを描いていっても、同じ品質のフローを描けますね。
それに業務は常日頃やり方が更新されていくなと、僕ヒアリングを通して思ったんです。。きっと今回一度業務を可視化して、改善して終わりではないんですよね。未来の社員に今回のノウハウも伝えていくためにも、ルールブックしっかり作ります!
すごくいい点に気づいてくれたね!そうなんだよ、DXに本当の終わりはないんだ。業務のやり方がどんどん変わってく中で、それを可視化して、常にベストなやり方を求めていく必要があるんだ・・・!
まだまだやることが沢山あるぞ~!頑張っていこう塚田君!
はい!宜しくお願い致します!
第4回はこちら:
その改善ちょっと待った!改善を安易に考えていませんか?
~定量情報の見方と大切さ~
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