HACCP ハサップ ハセップ

3.課題解決のための有効な手段とは

 
ISO規格認証の本来の目的は、取得することが目的ではありません。継続的なPDCAサイクルを通じて組織に食品安全管理の文化を浸透させることが、マネジメントシステムとしてのISO規格認証の本来の目的です。

更新の際に慌てて対応するような、場当たり的な対応に陥ることなく、継続的な安全管理の向上を実現する為には、認証取得のための取り組み段階から運用を見据えて、効率的な仕組みをいかに築くかが重要なポイントになってきます。

もちろんHACCP文書化においても、そのような観点で仕組みを構築していく必要があるのですが、その仕組みを前述した3つの問題に陥らないで実現するための有効な手段としてツールの活用があります。そしてそのツールは、作成だけでなく、内容の修正や関連文書間の整合性の確保が、素早く、確実に対応できることがポイントになってきます。以上のようなポイントを押えたツールを採用し、上手に活用すれば、文書化作業の効率化が大きく図れます。文書化作業を効率的に対応できれば、FSSC22000認証取得における推進力UPにつながるだけでなく、取得後の運用にも大きな影響をもたらすことは間違いありません。
 


寄稿記事『HACCPクリエータが実現する効率的なFSSC22000の構築・運用』

1.FSSC22000でも必要とされるHACCP文書作成のポイント
2.HACCP文書化作業における課題
3.課題解決のための有効な手段とは
4.HACCP文書化専用ツール『HACCPクリエータ』
5.HACCP文書を業務マニュアルとして活用
6.まとめ


 

 

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市橋 憲茂
市橋 憲茂(株式会社サン・プラニング・システムズ)
【業務プロセスの可視化・改善で20年】業務の見える化、業務シミュレーション分析による業務改善を推進。営業、コンサルタントを経て、現在はその価値を発信するマーケティング部門の責任者として、業務可視化の重要性を広く伝えながら、企業の改革を後押ししています。