【UiPathの特徴】その3:導入柔軟性(拡張性)

【UiPathの特徴】その3:導入柔軟性(拡張性)

前回は、「開発容易性」の視点で、一般的なRPAツールとUiPathの違いをご説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?今回は、「導入柔軟性(拡張性)」の視点で、ご説明させていただきます。

 

  1. その1:対象アプリケーションの範囲
  2. その2:開発容易性(開発俊敏性)
  3. その3:導入柔軟性(拡張性)
  4. その4:構成価格(値ごろ感)
  5. その5:教育・保守(日本語によるサポート)

 

導入柔軟性(拡張性)

一般的なRPAツールでは、導入当初から開発・実行・管理など全ての機能構成を必要とするタイプ(サーバー型)や単独の開発・実行のみしかないタイプ(スタンドアロン型)が多いです。一方、UiPathは開発・実行・管理機能が製品として分離されており、導入当初は、開発と実行機能の必要最小構成から始めて、必要な機能を順次追加していき、開発や実行機能の数が増えて管理機能が必要となった時点で管理機能を追加することが可能なため、「小さく始めて大きく育てる」柔軟な導入が可能です。

01_UiPathの動作環境構成イメージ

01_UiPathの動作環境構成イメージ

また、最新版の2018.1(firefly)では、必要に応じて1万台ものロボットを管理することが可能な拡張性と安定性を備えています。

 

開発機能

前回「開発容易性(開発俊敏性)」の開発機能概要でもご説明しました通り、UiPath Studioにより、アプリケーション操作の自動記録やフローチャート形式での動作設定(動作部品をマウスにてドラッグ&ドロップにより設定)機能などにより、使い勝手がよく、効率の良い動作シナリオの開発が行えます。

02_UiPathの開発画面イメージ

02_UiPathの開発画面イメージ

 

実行機能

 一般的なRPAツールでは、下記の有人/半自動型ロボット、無人/全自動型ロボットの片方だけ又は両方をサポートしている3つのタイプに分かれています。
一般的にロボット実行形態がスタンドアロン型と呼ばれるRPAツールでは、有人/半自動型ロボットのみをサポートし、サーバー型と呼ばれるRPAツールは、セキュリティやガバナンスの観点より無人/全自動型ロボットのみをサポートすることが多いようです。
 UiPathでは、利用者の目的に合わせて、セキュリティやガバナンスを有した有人/半自動型ロボット、無人/全自動型ロボットの両方をサポートしています。

a)有人/半自動型ロボット

通常利用者PC上にインストールし、利用者のオンデマンドな要求に応じて稼働が必要となるフロントオフィス的な業務に適応するロボットです。同ロボットでは、同時に複数のシナリオ実行要求は行えず、必要に応じて利用者は、前のシナリオ実行が完了次第、順次次の起動要求を行う必要があります。

UiPathでは、Attended Robotの名称で同機能が提供されます

b)無人/全自動型ロボット

通常サーバーなどにインストールし、日付/時刻による自動スケジュールなどから実行を行うバックオフィス的な業務に適応するロボットです。同ロボットでは、管理機能を介して同時に複数からの実行要求を受け付けることが可能で、1ロボット当たり同時に1シナリオずつ順次実行していくことができます。また、複数ロボットを割付けることにより、多重に実行することも可能です。

UiPathでは、Unattended Robot の名称で機能が提供され、管理機能の導入が必須となりますが、日付/時刻による自動スケジュールや管理コンソールから実行できるだけではなく、シナリオや簡易プログラムなどから管理機能が提供するAPIを利用した実行が可能です。

高密度ロボット構成

UiPathでは、サーバーOS上のログインユーザー毎に複数のロボットを配置することで高密度ロボット構成を行うことが可能です。

03_UiPathでの高密度ロボット構成イメージ

03_UiPathでの高密度ロボット構成イメージ

尚、ロボットサーバーで2台を超えるロボットを実行する場合には、マイクロソフト社RDS(リモートデスクトップサービス)ライセンスが必要となります。

 

管理機能

一般的なRPAツールでは、専用の管理コンソールにより、開発ツール/ロボットの構成管理、開発ツールで作成されたシナリオのロボットへの配送、ロボットのオンデマンド/スケジュール実行、ロボットの実行履歴/アラート通知管理、ロボット状況のダッシュボード表示、利用ユーザのログイン及び権限管理などを提供していることが多いと思われます。

04_UiPath Orchestrator による管理画面イメージ

04_UiPath Orchestrator による管理画面イメージ

UiPathでは、Orchestratorの名称で機能が提供され、Webブラウザを利用したSSL暗号通信(HTTPS)による管理コンソールにより、テナント(会社)/UNIT(組織)などの情報管理単位毎に上記の全ての管理を行えるほか、ログインや操作履歴などの管理機能を提供しています。

05_UiPathにおけるシナリオ配布構成イメージ

05_UiPathにおけるシナリオ配布構成イメージ

06_UiPathにおけるシナリオ実行構成イメージ

06_UiPathにおけるシナリオ実行構成イメージ

シナリオ配布の考え方

Orchestratorでは、Studioで作成・公開されたプロジェクト毎のシナリオをパッケージ(公開単位でバージョン管理を行う)として管理し、各ロボットへ配信するために、パッケージと環境(ロボットグループ)を関連付けるプロセスを定義することにより、パッケージとロボットの関連を管理します。

シナリオ実行

Orchestratorでは、上記のパッケージと環境(ロボットグループ)を関連付けるプロセスを実行することにより、シナリオの実行を行います。

シナリオの実行は、事前に定義されたスケジュール実行、管理コンソールからのオンデマンド実行、他システム/他ロボット/他プログラムからAPIを経由した実行などが可能です。

現場運用にて、セキュリティ/操作面にて管理画面を利用するのが難しいような場合、同APIを利用した簡単なアプリケーションを作成することにより、現場での運用を軽減させることが可能です。

尚、APIの詳細については、「UiPath Orchestrator APIガイド」(https://orchestrator.uipath.com/v2018.1/reference)をご参照ください。

また、前回の開発容易性でもご説明しましたロボットが使用する資源・資格情報管理やキューを利用したトランザクション機能(ロボット大量/高速実行)などロボットの実行を支援する機能を提供しています。

トランザクション処理とは

Orchestratorでは、 1データ処理単位のデータをキューに格納し、シナリオを多重分散させ一連の作業を高速に実行させるトランザクション方式の実行をサポートしています。

例えば、従来のシナリオで、「メールを読んで対応する処理を行う」を繰り返し行う処理を例にしますと、トランザクション処理では「メールを読んではキューにデータを書き出す処理(A1)」と「キューからデータを読んで1件分の対応する処理(A2)」を分離し、さらに「キューからデータを読んで1件分の対応する処理(A2)」を多重に実行することにより、高速に業務を実行することが可能となります。

07_UiPathにおけるトランザクション処理イメージ

07_UiPathにおけるトランザクション処理イメージ

また、キューデータは、処理完了後も保存されるので、処理データの証跡としても活用できます。

今回は、「導入柔軟性(拡張性)」と題して、開発、実行、管理などの機能構成の視点でUiPathと他RPAツールの違いをご説明させていただきましたが、UiPathの魅力の一部でもご理解いただけましたでしょうか?

次回は、「構成価格(値ごろ感)」と題してUiPathの魅力をご紹介させていただきますので、ご期待ください。

 

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本記事のご提供元

株式会社サン・プラニング・システムズ


株式会社サン・プラニング・ 【得意分野】
・業務の棚卸
・業務の可視化
・業務フロー型マニュアル構築
・内部統制文書作成/コンバート
・RPAツール導入支援/シナリオ構築