第5回はこちら:
業務改善の要!問題の洗い出し&分析
その問題、ただの愚痴になっていませんか?
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問題が洗い出せたので、次はその問題に関する課題設定ですね!
問題をいいことに言い換えるだけではダメだっておっしゃってましたけど、なんでダメなんですか?
もちろん、洗い出された問題が解決できる課題を設定するのが最終ゴールなのは間違いないんだ
ちなみに、今思いつく課題ってなにかあるかな?
洗い出された問題は情報の転記や入力のミスだったので、これを良くしようと考えると・・・
作業する人数を増やして、効率を上げながらミスを減らすというのはどうでしょう?
うん、それでも今の問題を解決できる可能性はあるね。
でも、考えられる課題って、1つだけかな?
そう言われると、他にも設定できそうな課題がありそうですが・・・
想像力の乏しい私は、他にも思い浮かべられるかな・・とほほ
心配しなくても、改善の方針を検討するときに使えるフレームワークはいくつかあるんだ。
えー!どんなものがあるんですか??
代表的なのは「ECRS(イクルス)の原則」かな
業務改善・効率化を考える際の着眼点の頭文字を取ってそう呼ばれているよ
業務改善・効率化を考える際の着眼点の頭文字を取ってそう呼ばれているよ
業務改善・効率化を目指す際の着眼点として、一般的に以下の手法を用いられ、E/C/R/Sの頭文字を取って、「ECRS(イクルス)の原則」と呼ばれる
へ~この視点に沿って、洗い出された問題が解決できるかどうか考えればいいってことですね!
ちなみに、ECRSは改善効果が高い順番に並んでいるんだ。
だからE→C→R→Sの順に実現できるかを考えるといいね。
まずEの排除で考えてみると・・・紙の注文書を確認するのに時間がかかっていたから・・
そもそも紙の注文書を無くすという方針はどうでしょう?
そもそも紙の注文書を無くすという方針はどうでしょう?
うん、考え方はいいね!
よし、じゃあ他の視点からも課題を考えてみます!
山口さん!ECRSの原則に沿って、課題をいくつか挙げてみました!
どれどれ・・・
ECRSの原則に沿って、色々な視点からよく考えられているね!
課題を考えるときに、着眼点が決まっていると考えやすかったです!
それじゃあもう一歩改善された後のイメージを固めるために、Tobeフローを書いてみようか
To-Beフローというと、設定した課題がクリアできた後の予想図みたいなものですかね?
そう、AsIsフローを以前描いていたと思うけど、そこから設定した課題が達成できるようなプロセスを仮で立てて書いてみよう
早速作成してみます!
あ!それともう一つ!
現状把握のタイミングで定量情報も収集したよね?
To-Beフローができたら、As-Isフローからどれぐらいの効果が見込めるか、具体的な数字でも表してみよう
To-Beフローができたら、As-Isフローからどれぐらいの効果が見込めるか、具体的な数字でも表してみよう
To-Beフローができれば、削減されるような作業は可視化されると思うんですが・・必要ですか?
具体的な数値が伴うと、新しいプロセスへの期待効果も見えてくるんだ
実際に採用されたとき、どのくらいの削減が見込めるのか把握しておくことはとても重要だよ
なるほど分かりました!
定量情報も含めて、Tobeフロー作成してみます!
定量情報も含めて、Tobeフロー作成してみます!
作ってみました!
これが現状の業務フローで・・・
これがTo-Beフローです!
おー!2つ作ったのはいろんな視点から検討ができていいね!
複数案出すことは、この後の意思決定時に助けになるからとても重要なことなんだ
To-Beフローに課題を落とし込むことで、別の視点だと思っていた課題も1つのプロセスで実現そうなことにも気づけました!
いよいよ改善の方針が固まってきたね。次回は具体的な改善策を検討していこう。
ここでも、注意するポイントがあるからまた説明するね
ここでも、注意するポイントがあるからまた説明するね
お願いします!
第7回はこちら:
改善案の検討~経営層への提案
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