【2018年版】注目のRPAツール14選(概要、機能、価格比較)

注目のRPAツール14選

【2018年1月更新】注目のRPAツール14選(概要、機能、価格比較)

先日開催された「RPA Summit 2017」に参加してきました。会場はかなりの活況で、ものすごい熱気を感じました。

その中のセミナーで講師の方が「RPAは世界的に進行しているが、現在世界で一番活況なのは日本である」との話をされているのを聞きました。日本での「働き方改革」の取組の真剣度や緊迫感が推し量られ大変印象的でした。

確かに、失礼ながら去年あたりまでは日本国内ではほとんど知られていなかった海外RPAツールの有力メーカー「UiPath社」や「BluePrism社」なども相次いで日本に進出してきており、直近では国内に支社も作られたようで、正に日本におけるRPA市場が急成長していると感じられるところです。

最大手と言われている「Automation Anywhere社」の製品も、つい最近大手国内ベンダーが取り扱いを始められたとの報道を耳にしました。また、NTTデータグループやNECグループなどの国内メーカーも自社製品の提供に大きく動かれている模様です。

弊社のお客様においても、RPAツールの話題がよく持ち上がっていますが、やはりRPAテクノロジーズ社が提供されている「BizRobo!/BasicRobo(Kofax Kapow 10)」と、NTTデータグループが提供している「WinActor」が圧倒的に知名度が高いようで良く耳にします。

一方で、その他のRPAツールはほとんど知られていないようですので、今回は改めて従来ご紹介していたRPAツール11選に3ツールを追加してRPAツール14選という形で、各RPAツールについてのコメントを追記してご紹介したいと思います。

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RPAツール一覧(2018年1月版)

「動作シナリオ作成・実行・管理支援」までを含めた、比較的大規模利用を想定したツール群と、「動作シナリオ作成実行」の機能を中心に提供している比較的小規模をターゲットにしているツール群。最後におまけとして「オープンソース・フリーウェア」に分けてご紹介させていただきます。

 

RPAツール一覧

 

A)比較的大規模をターゲットにしているRPAツール群

 

【1】BizRobo/BasicRobo(Kofax Kapow 10)

 

概要

元々はKapow社が提供していたツールをKOFAX社が買収・統合し、データスクレイピング技術を中心とした「Webデータインテグレーション」から発展したRPAツールとのことです。

RPAテクノロジーズ社からは、BizRobo/BasicRoboとして提供されていますが、他ベンダーからはKofax Kapow10として提供もされているようです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、Webアプリケーションに対するRPAの仕組みは他のツールとは大きく異なり、サーバー上で稼働する統合化された専用Webブラウザエンジン配下で複数のロボットを同時に使用することが可能で、Webによる大規模なデータ処理アプリケーションなどに適しているとのことです。

また、同ツールは最新のバージョンである10からRPAツールの主流であるデスクトップUIもサポートされるようになったようです。

WindowsデスクトップアプリケーションおよびWebアプリケーションに対応し、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能や、フローチャート形式で動作を補完する処理を追加記述して作成する仕組みを持っているようです。

価格

同ツール群の中では中位に設定されているようです。(提供会社により、買い取り型、年間利用料型、レンタル型などの多様な提供形態があるようで、年間利用料の場合、標準価格での最低利用料は720万円(税抜)程度のようです)

同ツールは、RPAテクノロジーズ社の「BizRobo!」として古くから国内に提供されており、保険や流通、小売などの業界で導入が進んでいます。2017年8月時点で国内でも100社を越える企業に4,000体以上のロボットを提供しているとしているとのことです。

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【2】UiPath ユーアイパス

 

概要

UiPath社のRPAツールは、Microsoft社のWorkflow FoundationやXAML書式を適用し、さらにNuGetによる製品モジュールおよび動作シナリオのバージョンコントロールや、Elasticsearch/Kibanaなどのオープンな技術の上で実装された強力なアーキテクチャを持つ製品です。

動作シナリオの作成、実行、管理支援などの機能群をモジュール化し、別々の製品として提供することにより、小規模から大規模まで幅広く対応する「小さく始めて大きく育てる」RPAソリューションを提供しています。

(同社の方針としては、大規模企業だけではなく、中堅規模の企業にも重点を置く戦略とのことです)

また、同社は情報の公開や技術者の育成にも大変積極的で、非営利団体、教育機関、小規模企業(売上規模が100万ドル以下)、および一般企業に対しても教育や評価を目的としている場合に対する無償版の提供、無料の日本語教育コンテンツ(アカデミー)や日本語のオンラインマニュアルの公開なども行っています。

機能

以前の記事にも書きましたが、操作対象の認識方式として「対象オブジェクト」、「文字イメージ」(内包のMicroSoft社/Google社/Abbyy社などのOCRエンジンによる日本語を含む文字認識、およびイメージによる認識の両方をサポート)などの高度で多様な方法を持っています。

同認識方式を利用し、SAP/Oracle EBSなどのERP製品を含むWindowsデスクトップアプリケーション、およびSaleseForceなどクラウドサービスで提供される製品を含むWebアプリケーション、さらにCitrix環境等の仮想デスクトップ統合(VDI)にも柔軟に対応。

操作員の操作方法を監視・自動記録する機能や、操作性の高いフローチャート形式で動作を補完する処理を追加して作成する仕組みなどの多くの機能を持っています。

さらに、管理支援機能を提供する製品(Orchestrator)を利用することにより、マルチテナントでロボットの構成、シナリオ配布、ロボット利用者およびロボット自身の権限管理、各種管理情報の共有、キューによるロボット連携、ロボットのスケジュール実行、実行履歴管理、暗号化通信による高度なセキュリティなど、サーバーによる強力な中央集中管理も行えます。

価格

小規模、大規模の利用でも、いずれの利用の場合も低めに設定されているので、非常に高いコストパフォーマンスが期待できそうです。

(最小構成(開発環境1、実行環境1)が標準価格で52.5万円(税抜)程度。初回オーダーのみ200万円以上からという条件があります。また、構成にもよりますが管理支援機能を含めた中規模以上の導入の場合は、標準価格で362.5万円(税抜)程度の年間利用料のようです)

※本製品の情報は2018年2月時点のものです

 

【3】BluePrism

 

概要

2001年に設立されたRPAの老舗で、RPAという言葉を使い始めたのも当社と言われているようです。

米ガートナー社より「Cool Vendor」に選ばれ、IBM社などがオフショアのアウトソース先で利用するなど、大手IT企業やコンサルティング企業などによる代理店販売による市場拡大を進めているとのことです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、すべてのWindowsデスクトップアプリケーションおよびWebアプリケーションに対応が可能で、ロードバランシングや暗号化通信、監査などの大企業向けの強力なサーバー中央管理型の機能を持っております。

特に 金融、医療などの規制産業が要求する高度なセキュリティが必要とされる領域に強く、PCI-DSS等の規格をクリアできる機能も提供しているとのことです。

価格

同ツール群の中では中位に設定されているようです。(3年契約での年間最低利用料が標準価格で600万円(税抜)程度のようです)

エンタープライズレベルのRPAを導入したい大手企業や金融、医療などの規制産業が要求する高度なセキュリティが必要とされる領域には、有力な候補の一つとなるのでないかと思われます。

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【4】Automation Anywhere

 

概要

元々は「Testing Anywhere」という、GUI操作を含むソフトウェアテストの自動化ツールから発展したRPAツールのようです。

米Forester Researchの調査では、世界のRPA市場においてBluePrism社、UiPath社と共に3強のリーダー群を占めています。

世界には認定された技術者が1万人以上いるようで、収益面でも最大のRPAプロバイダーだとのことです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、すべてのWindowsデスクトップアプリケーションおよびWebアプリケーション、さらにCitrix環境等の仮想デスクトップ統合(VDI)にも対応。

高いITセキュリティを確保するような仕組みを備え、バックオフィス系の業務に強く、中央管理型のシステムを提供しております。

RPAが得意とする一定のルールに従った業務だけでなく、機械学習を用いて柔軟な動作をさせることができるとのことです。

但し、シナリオを設計する部分はやや難度が高く、それなりの専門的なプログラミング技能が求められるようです。

価格

同ツール群の中でもかなり高めに設定されているようです。(年間の最低利用料が標準価格で1,296万円(税抜)程度のようです)

機械学習を用いて柔軟な動作をさせることができる機能は大変魅力的に思えますが、それなりの規模を想定しないと適用が厳しそうな印象があります。

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【5】Nice

 

概要

Nice社は、もともとコールセンター業界の通話記録などを行うソリューションで有名な会社です。

コールセンター業界でいう「アフターコールワーク(ACW)」の自動化に向けて、RPAを発展させてきたようです。

国内でNICE社のソリューションを扱うSIerも多くいらっしゃるようなので、その顧客基盤をベースに導入が広がっていくのではないかと想像しています。

機能

メーカーの公開情報によりますと、すべてのWindowsデスクトップアプリケーションおよびWebアプリケーションに対応が可能。

操作員の操作方法を監視・自動記録する機能や、フローチャート形式で動作を補完する処理を追加して作成する仕組みなどの機能を持っているようです。

さらに発展の経緯から、コールセンターの電話接続装置との連携機能などの独自機能なども持っているとのことです。

また、同社ツールはコールセンターのオペレータを支援するような、フロントオフィス作業を支援する製品だけではなく、金融業界などに向けたサーバーにて一括処理を行うバックオフィス作業を提供する製品も提供しているようです。

価格

フロントオフィス作業を支援する製品は低め、バックオフィス作業を提供する製品は中位に設定されているようです。

汎用的な利用も可能なようですが、特にコールセンター業界での利用に関しては、有力な候補の一つでないかと思われます。

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【6】Pega RPA

 

概要

ペガシステム社は、元々BPMSベンダーで、ガートナー社のiBPMS分野においてトップリーダーと位置付けられています。

大規模なコンタクト・センターに対応するRPAの老舗でこの分野における最大規模、最長の経験を持っているRPAプロバイダのOpenSpan社を買収し、従来のBPMSとRPAを融合した新たなRPAソリューションの提供を目指しているようです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、RPA機能はすべてのWindowsデスクトップアプリケーションおよびWebアプリケーション、さらにCitrix環境等の仮想デスクトップ統合(VDI)にも対応。

BPMS機能からRPA機能を呼出すことにより、従来のタスクレベルのRPAだけではなく、プロセスレベルを包含した新たなRPA機能を提供しているとのことです。

但し、現状ではBPMS機能(PegaRPA)とRPA機能(PegaRDA)がやや分離されたソリューションとして提供されているようです。

近将来的に、密なシステム連携であるBPMSと疎なシステム連携であるRPAが画一のインタフェースで統合され、RPA機能とBPMS機能の管理機能が統合されると従来のRPAの概念が大きく変わるかもしれません。

価格

BPMS機能を包含しているので、他ツールと比較する範囲が異なりますが、BPMS機能分高めに設定されているようです。

※本製品の情報は2018年1月時点のものです

 

【7】Verint RPA

 

概要

米ベリントシステムズ社は、アクショナブル・インテリジェンス・ソリューションの分野で世界をリードする企業で、通話音声・ビデオ・テキストなどのビッグデータを経営に活用するワークフォース最適化ソリューションの一部としてRPAソリューションを提供しているようです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、操作対象の認識方式として特許技術である画面イメージおよびOCRによる文字認識を組み合わせた独自技術を採用し、対象アプリケーションの制限を最大限に減少させているとのことです。

また、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能や、定型のコマンドを選択リストから選ぶことで動作を補完する処理を追加して作成する仕組みを持っているようです。

さらに、業務プロセス分析ソリューションによりデスクトップ作業を常時監視し、手順のトラッキングと可視化により、業務プロセスの定義やモニタリングを自動的に行うことも可能とのことです。

価格

同ツール群の中では中位に設定されているようです。

※本製品の情報は2018年1月時点のものです

 

B)比較的小規模をターゲットにしているRPAツール群

 

【8】WinActor

 

概要

NTTグループの技術的中核企業であるNTTアドバンステクノロジ株式会社が開発した製品で、国産RPAツールとしては他の製品と比べると比較的新しい製品のようです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、操作対象の認識方式として「対象オブジェクト」、「画面イメージ」(OCRによる文字認識はなくイメージのみ)、「画面内の相対位置」による機能を持っているようです。

ほぼすべてのWindowsデスクトップアプリケーション、およびWebアプリケーション(ただし、ブラウザはIEに限定)に対応できるようです。

また、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能や、フローチャート形式で動作を補完する処理を追加して作成する仕組みも持っているようです。

サーバーによる中央集中管理ができない点を除けば、概ねRPAツールに期待される機能を持っているのではないかと思われます。

価格

それなりに低めに設定されているようです。(標準価格では1台当たりの年間利用料(保守料を含む)が90.8万円(税抜)程度で、実行機能のみを提供する版は標準版の1/4強程度のようです)

大規模にRPAを導入したり、自動的に大量の処理を行うような導入はやや難しい面もあるように見えますが、国産であるという点も含めてRPAエントリーモデルとしては、かなり有望ではないかと思われます。

また、NTTデータ社からはWinActorを大規模に導入するための管理ロボット「WinDirector」の提供も始まっているようです。

2017/10/10 追記
RPAソリューション「WinActor」の管理ロボを提供開始
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2017/092100.html

※本製品の情報は2017年10月時点のものです

 

【9】Autoブラウザ名人

 

概要

ユーザックシステム社が開発されたWebシステム向け国産RPAツールです。

元々WebEDIの受信システムとして10年以上の歴史があり、WebEDIの受信分野では多くの導入事例を持っている製品のようです。

機能

メーカーの公開情報を見る限りでは、HTML解析による対象オブジェクト認識(ブラウザはIEに限定)や、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能、一覧形式で動作を補完する処理を追加して作成する仕組みを持っているようです。

但し、Webに特化したRPAツールであり、一般的なWindowsデスクトップアプリケーションは対象外ではないかと思われます。

また、姉妹製品としてメール処理を中心とした自動化ツール「Autoメール名人」と言う製品などもあるようです。

価格

適用範囲が限定されていることもあり、かなり低めに設定されているようです。(標準価格で1台当たりの年間利用料(データ変換オプション及び保守料を含む)が35万円(税抜)程度で、実行機能のみを提供する版は標準版の1/5程度のようです)

Webだけに特化したRPAには非常に向いているのではないかと思われます。

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【10】ipaS

 

概要

デリバリーコンサルティング社が開発された国産RPAツールで、最近提供を始めた製品のようです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、操作対象の認識方式として高度な「イメージ」(OCRによる文字認識ではない)を持ってるようです。

コマンドラインの操作などと組み合わせることにより、ほぼすべてのWindowsデスクトップアプリケーション、およびWebアプリケーションに対応ができるとのことです。

一方で、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能は提供されていないようで、一覧表による処理を記述する方式(スクリプトにより機能を拡張する機能も持っているとのこと)のみを採用しているようです。

なお、同社では管理機能を鋭意開発中とのことです。

価格

同ツール群の中ではやや高めに設定されているようです。

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【11】NEC Software Robot Solution

 

概要

明確には公開されておりませんが、ipaSおよびNEC社の公開情報から、ipaSのOEM製品(またはその逆)ではないかと想像されます。

機能に関しての情報は、ipaSの情報をご参照ください。

価格

同ツール群の中ではやや高めに設定されているようです。(他ベンダーと異なり利用料に保守(QAサポート)料が含まれる形となっていますが、標準価格で1台当たりの年間利用料が288万円(税抜)程度のようです)

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

C)オープンソース・フリーウェアのRPAツール群

 

【12】RPA Express(WorkFusion)

 

概要

Work Fusion社のRPAExpressは、他RPAベンダーが価格・機能面で競争するなか、ソフトウェアを無料で配布(フリーウェア)するようです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、操作対象の認識方式として画面イメージ方法を採用。

WindowsデスクトップアプリケーションおよびWebアプリケーションに対応でき、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能に機械学習を組み込み、ロボットに操作を覚えこませることができるようです。

RPAの第2段階と言われる非定型業務への対応に向けて、一歩進めたツールとなっているようです。

ただし機械学習は情報が収れんするまでは挙動が安定しない(想定した通りの挙動を行わない)一面も持つとも言われています。

直ぐに実用的な挙動(想定した通りの挙動)ができる仕組みをどのように提供しているのか(例えば、学習結果情報を外部で簡単に作成する)なども、非常に気になるところではあります。

 

製品版の提供も始まっており(但し、かなりの頻度でバージョンアップが行われている)、HPからユーザー登録を行うと製品のダウンロードが可能となります。

また、無料のトレーニング(英語版)なども提供されているので、気になる方は、一度お試しになってはいかがでしょうか?

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【13】Selenium

 

概要

Seleniumは、オープンソースのWebブラウザを自動操作するツールで、RPAツールではありません。

しかし、IT業界ではWebアプリケーションのテストの自動化などに利用されており、小規模なRPAツール的な利用も可能と思われます。

機能

同ツールは、Webアプリケーションのみの対応となりますが、マルチブラウザ、マルチOSに対応されており、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能なども提供されたりもしてはいます。

しかし、一般的なRPAツールとは異なり、基本的には動作を記述するための設定は、Java、C#、Python、Ruby、PHP、Perl、VBAなどのプログラミング言語を利用する必要があります。

また、構成されるモジュールが複数に分かれており、目的のOS、ブラウザ、利用プログラミング言語などで必要なモジュールを選択して環境を構築するため、それなりのIT知識などが必要とされます。

さらに、シナリオの作成にも、プログラミング言語を利用する必要がありますので、その部分でもそれなりのIT知識と経験が必要となります。

価格

オープンソースであるため、ツールの利用料と言う意味では、無料で利用が可能ではありますが、環境の構築だけではなく、シナリオの作成や維持保守にもITの知識と経験を持った技術者が必要となります。

RPAツール以外の面で、それなりの維持費用を想定する必要があるのではないかと思われます。

また、同機能は、もともとRPA的な繰り返しの連続作業や大量な作業、さらには複数台のロボットが稼働するような大規模な運用などは一切想定されていません。

専門の技術者が小規模な範囲で利用する以外は、専用のRPAツールの利用をお勧めいたします。

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【14】sikulix

 

概要

sikulixは、オープンソースのマルチOS 配下で稼働するデスクトップアプリケーション、WebアプリケーションのGUI操作を自動化するツールです。

作者はRPAツールとして紹介はしていないようでが、前出のSeleniumと同様に小規模なRPAツール的な利用も可能と思われます。

機能

同ツールは、sikuliを発展させたもので、中核部分の技術として画像認識技術であるOpenCVとオープンソースOCR のTesseractを用いているようです。

Java環境で稼働する専用のIDE上でコマンドと対象画面イメージを組み合わせたスクリプトを作成することにより、操作を記述していく仕組みになっているようです。

価格

前出のSelenium同様、環境の構築やシナリオの作成、維持保守にITの知識と経験を持った技術者が必要となりますので、専門の技術者が小規模な範囲で利用することをお勧めいたします。

※本製品の情報は2018年1月時点のものです

 

【まとめ】注目のRPAツール14選(概要、機能、価格比較)

2018年1月時点で弊社にて認識している日本で紹介されているRPAツールを、メーカーの公開情報を中心に私見も交えながらつれづれなるままに書かせていただきましたが、少しは皆様のご参考になりましたでしょうか?

全体的な印象としては、「比較的大規模をターゲットにしているツール群」では、多少の機能差や得意・不得意などはあるものの大きな差はないように思われます。

また、「比較的小規模をターゲットにしているツール群」は、偶然にも全てが国産ツールであるのでサポートなどの面では安心な反面、新しいツールが多いので海外製のRPAツールに比べて機能的にややこなれていない部分があることも、否めない感じを受けました。

但し、弊社に寄せられた情報では、メーカーの公開情報とは若干異なり、対象とするアプリケーションやバージョンによっては、(特に古いバージョンのWindowsデスクトップアプリケーションやFlush/appletなどを利用しているWebアプリケーションなどでは)うまく動作しないものがあるなどのお話も伺っていますので、自社での十分な検証をお勧めいたします。

今回の改訂において、各ツールの機能を分かり易く分類するためにメーカーが公表している情報を基に弊社の認識にて「対応アプリケーション認識強度」と「ロボット配置柔軟性」による一覧表を作成してみましたので、必要に応じてご活用ください。

【まとめ】注目のRPAツール14選(概要、機能、価格比較)

【まとめ】注目のRPAツール14選(概要、機能、価格比較)

また、今回はご紹介いたしませんでしたが、NTTデータイントラマート社や日本IBM社などでは、自社のBPMSツールとRPAツールを組み合わせることにより、タスクレベルの自動化だけではなく、(RPAツールを束ねた)プロセスレベルの自動化を訴求する動きも活発になっているようで、今後の動向が非常に気になるところです。

最後に、弊社では働き方改革ソリューションの一環として、RPAツールの導入やロボット(シナリオ)実装などの各種支援サービスを取り扱っておりますので、RPAについてご興味・ご相談がおありの方がいらっしゃいましたら、お気軽に弊社窓口までお問い合わせいただければ幸いです。

 

【無料ダウンロード】RPAツール比較・評価テンプレート

実際にRPAツール/ベンダー選定で使われていたテンプレートを無料で限定公開しております。

使い方の例として、RPAツールベンダー各社に配布して回収し、一覧形式で最終的な評価を行うという流れが一般的です。

無料でダウンロードいただけます

無料公開中の間にぜひダウンロードいただき、プロジェクトのご参考となさってください。

 

RPAツール比較・評価テンプレート-ダウンロード
 

【お知らせ】UiPathの実践トレーニングがついにオープンしました

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UiPathの概要とUiPath Studio / UiPath Robotに関する基本操作を学ぶことができる実践型のトレーニングがついにオープン。RPAの導入検討にあたりPoCを自社で進めたいとお考えのご担当者様や、UiPathの導入にあたり製品の理解や基本操作を習得したいご担当者様におすすめです。現在オープニングキャンペーン実施中!!

 

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※記事の内容に誤りや状況変化等がございましたら、お手数ではございますがこちらのフォームまで訂正希望内容を添えてお問い合わせ頂きますようお願い申し上げます。速やかに記事の修正をさせて頂きます。

本記事のご提供元

株式会社サン・プラニング・システムズ


株式会社サン・プラニング・ 【得意分野】
・業務の棚卸
・業務の可視化
・業務フロー型マニュアル構築
・内部統制文書作成/コンバート
・RPAツール導入支援/シナリオ構築