【2018年版】注目のRPAツール15選(概要、機能、価格比較)

注目のRPAツール15選

【2018年10月更新】注目のRPAツール15選(改めて概要、機能、価格などを比較してみました)

昨年8月に「RPAツール11選」として本コラムを公開させていただき約1年2か月が経過いたしましたが、多くの皆様にご購読、暖かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。

昨年の8月時点では、RAPテクノロジーズ社が提供されている「BizRobo/BasicRobo」とNTTデータグループが提供されている「WinActor」が圧倒的に知名度が高く、その他のツールはほどんど知られていないような状態でしてが、最近では多くのRPAツールが候補に挙がり、どのツールが自社のRPAに適しているのかをだいぶ議論されるようになってきたように思われます。

しかし、弊社へのご相談として、まだまだ「これからRPAツールの導入を進めたいので詳しい情報を教えてほしい」や「一旦決定したRPAツールの問題点などが見えてきて、新たにRPAツールを再考したい」などのお声がけも数多くいただいております。

また、今年も、昨年以上にRPA市場の急成長が続いており、RPAツール自身もかなりのスピードで進化が進んでいるように思われますので、再度本コラムの内容を修正・追記してご紹介させていただきたいと思います。

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RPAツール一覧(2018年10月版)

「動作シナリオ開発・実行・管理」機能までを含めた、比較的大規模利用を想定したツール群と、「動作シナリオ開発・実行」機能を中心に提供している比較的小規模をターゲットにしているツール群。最後におまけとして「オープンソース・フリーウェア」に分けてご紹介させていただきます。

 

RPAツール一覧

 

A)比較的大規模をターゲットにしているRPAツール群

 

【1】BizRobo/BasicRobo(Kofax Kapow 10)

 

概要

元々はKapow社が提供していたツールをKOFAX社が買収・統合し、データスクレイピング技術を中心とした「Webデータインテグレーション」から発展したRPAツールとのことです。

RPAテクノロジーズ社からは、BizRobo/BasicRoboとして提供されていますが、他ベンダーからはKofax Kapow10として提供もされているようです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、Webアプリケーションに対するRPAの仕組みは他のツールとは大きく異なり、サーバー上で稼働する統合化された専用Webブラウザエンジン配下で複数のロボットを同時に使用することが可能で、Webによる大規模なデータ処理アプリケーションなどに適しているとのことです。

また、同ツールは最新のバージョンである10からRPAツールの主流であるデスクトップUIもサポートされるようになったようです。但し、WebアプリケーションとWindowsデスクトップアプリケーションでは、開発方法がかなり異なるようです。

WindowsデスクトップアプリケーションおよびWebアプリケーションに対応し、操作員の操作方法を自動記録する機能や、フローチャート形式で動作を補完する処理を追加記述して作成する仕組みを持っているようです。

価格

同ツール群の中では中位に設定されているようです。(提供会社により、買い取り型、月次使用料型(年間契約)、レンタル型などの多様な提供形態があるようで、年間利用料の場合、標準価格での最低利用料は720万円/年(税抜)程度のようです)

また、サーバで稼働するロボットの同時実行数に応じて費用を計算するライセンス体系となっているので、ロボットを実行するクライアントごとにライセンス費が発生する一般のRPAツールと比べて、コストを安く抑えられるとしているとのことです。

さらに、ツールのメーカーであるKofax社では、今年からRPA(ロボティックプロセスオートメーション)に、光学文字認識(OCR)やビジネスプロセス管理(BPM)、ケース管理(DCM)を組み合わせた統合ソフトウェア基盤による「インテリジェントプロセスオートメーション(IPA)」を推進されているようです。

導入事例

同ツールはRPAテクノロジーズ社の「BizRobo/BasicRobo」として、長年国内に提供されており、保険や流通、小売などの業界で導入が進んでいます。2017年8月時点で国内でも100社を超える企業に4,000体以上のロボットを提供しているとのことです。

国内の導入事例として、トリンプ・インターナショナル・ジャパン社、日本生命保険相互会社、オリックスグループ社などの導入事例が公開されているようです。

RPA(ロボットによる業務自動化)導入事例

※本製品の情報は2018年10月時点のものです

 

【2】UiPath ユーアイパス

 

概要

UiPath社のRPAツールは、Microsoft社のWorkflow FoundationやXAML書式を適用し、さらにNuGetによる製品モジュールおよび動作シナリオのバージョンコントロールや、Elasticsearch/Kibanaなどのオープンな技術の上で実装された強力なアーキテクチャを持つ製品です。

動作シナリオの作成、実行、管理支援などの機能群をモジュール化し、別々の製品として提供することにより、小規模から大規模まで幅広く対応する「小さく始めて大きく育てる」RPAソリューションを提供しています。

また、米ForresterResaerch社の「Robotic Process Automation, Q2 2018」にて「現在最も高い機能を持つ製品を提供する有力なRPAプロバイダ」としてリーダーの評価を獲得したそうです。

さらに、同社は情報の公開や技術者の育成にも大変積極的で、非営利団体、教育機関、小規模企業(売上規模が500万ドル以下)、および一般企業に対しても教育や評価を目的としている場合に無償で提供されるCE(コミュニティエディション)版の提供、無料の日本語教育コンテンツ(アカデミー)や日本語のオンラインマニュアルの公開なども行っています。

機能

以前の記事にも書きましたが、操作対象の認識方式として「UIオブジェクト」、「画面イメージ」(内包のMicroSoft社/Google社/Abbyy社などのOCRエンジンによる日本語を含む文字認識、およびイメージによる認識の両方をサポート)などの高度で多様な方法を持っています。

同認識方式を利用し、SAP/Oracle EBSなどのERP製品を含むWindowsデスクトップアプリケーション、およびSaleseForceなどクラウドサービスで提供される製品を含むWebアプリケーション、さらにCitrix環境等の仮想デスクトップ統合(VDI)にも柔軟に対応。

操作員の操作方法を監視・自動記録する機能や、操作性の高いフローチャート形式で動作を補完する処理を追加して作成する仕組みなどの多くの機能を持っています。

最新版の2018.3バージョンからは、日・英・仏・独の4言語の切り替え機能により、開発・実行・運用機能の画面項目、部品(アクティビティ)、各種メッセージなどが日本語で表示できるようになったようです。

また、管理機能のOrchestratorを導入することにより、グループ内の複数企業に跨る複雑で大量なRPA環境でも、他社にはないマルチテナントの機能を生かし、少人数で効率的に集中管理を行うことが可能とのことです。

さらに、製品ロードマップの柱として「ケーパビリティ向上」、「アジリティ向上」、「スケーラビリティ向上」をあげ、OCR/BPM等や機械学習/自然言語の対応を始めとしたAI/Cognitive連携など製品独自技術と連携技術によるオープン性に高い製品を目指されているようです

価格

小規模、大規模の利用でも、いずれの利用の場合も低めに設定されているので、非常に高いコストパフォーマンスが期待できそうです。

(デバイス単位のライセンスにおける最小構成(開発機能1、実行機能1)の年間利用料が標準価格で87.5万円/年(税抜き)程度。また、自動実行を含めた開発・実行・管理機能の最小構成(開発機能1、実行機能1、管理機能1)の年間利用料が標準価格で385.5万円/年(税抜き)程度のようです。

導入事例

メーカー発表では、2018年9月時点で全世界で1,800社国内でも555社を超える企業に導入されているとのことです。国内の導入事例として、世界最大級のRPA導入事例と言われている三井住友フィナンスグループ、電通社や早稲田大学などの導入事例が公開されているようです。

https://www.uipath.com/ja/

※本製品の情報は2018年10月時点のものです

 

【3】BluePrism

 

概要

2001年に設立されたRPAの老舗で、RPAという言葉を使い始めたのも当社と言われているようです。

米ガートナー社より「Cool Vendor」に選ばれ、IBM社などがオフショアのアウトソース先で利用するなど、大手IT企業やコンサルティング企業などによる代理店販売による市場拡大を進めているとのことです。

2017年11月にBlue Prism日本法人が本格的に活動を開始し、日本企業への導入が進んでいるとのことです

機能

メーカーの公開情報によりますと、すべてのWindowsデスクトップアプリケーションおよびWebアプリケーションに対応が可能で、ロードバランシングや暗号化通信、監査などの大企業向けの強力なサーバー中央管理型の機能を持っております。

特に金融、医療などの規制産業が要求する高度なセキュリティが必要とされる領域に強く、PCI-DSS等の規格をクリアできる機能も提供しているとのことです。

また、日本法人設立に合わせて日本語版のRPAツールの提供が行われているようで、直近では、「インテリジェント オートメーション」を提唱し、従来のオートメーション技術だけではなく、AI、機械学習、感情分析といったコグニティブ テクノロジが構築できる技能を備えたインテリジェントかつ統制が容易でつながったデジタルワークフォースによる自動化環境を目指しているとのことです。

価格

同ツール群の中では中位に設定されているようです。(1ユーザー1ヶ月当たり10万円、従来5ユーザーであった最低利用ユーザ数が3ユーザーに引き下げられたようで、年間の最低利用料が標準価格で360万円/年(税抜き)程度のようです)

エンタープライズレベルのRPAを導入したい大手企業や金融、医療などの規制産業が要求する高度なセキュリティが必要とされる領域には、有力な候補の一つとなるのでないかと思われます。

導入事例

メーカー発表では、2017年時点でBlue Prismを導入している日本の企業は金融機関や広告代理店、Web企業など30社ほどとのことです。国内の導入事例として、DeNA(ディー・エヌ・エー)、住友商事などの導入事例が公開されているようです。

※本製品の情報は2018年10月時点のものです

 

【4】Automation Anywhere

 

概要

元々は「Testing Anywhere」という、GUI操作を含むソフトウェアテストの自動化ツールから発展したRPAツールのようです。

米Forester Researchの調査では、世界のRPA市場においてBluePrism社、UiPath社と共に3強のリーダー群を占めています。

世界には認定された技術者が1万人以上いるようで、収益面でも最大のRPAプロバイダーだとのことです。

また、2018年3月に日本支社を開設し、日本企業への積極的な導入を進めているとのことです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、すべてのWindowsデスクトップアプリケーションおよびWebアプリケーション、さらにCitrix環境等の仮想デスクトップ統合(VDI)にも対応。

高いITセキュリティを確保するような仕組みを備え、バックオフィス系の業務に強く、中央管理型のシステムを提供しております。

現在、同社では事務処理業務を自動化するRPAプラットフォーム「Automation Anywhere Enterprise」のほかに、機械学習/コグニティブ技術によって、非構造化データ解析・分類した上で、意味または感情を理解し、必要なアクションをRPAに渡す「IQ Bot」、リアルタイムでデータからの洞察を得る分析プラットフォーム「Bot Insight」、仮想化技術により、業務量に応じてボットの数をオンデマンドで調整することを可能にする「Bot Farm」、パートナーのボットが登録されている「Bot Store」などを提供しているとのことで、特に「IQ Bot」と「Bot Insight」は他RPAツールとの差別化のポイントであるとのことです。

但し、シナリオを設計する部分はやや難度が高く、それなりの専門的なプログラミング技能が求められるようです。

価格

同ツール群の中でもかなり高めに設定されているようです。(年間の最低利用料が標準価格で1,296万円(税抜)程度のようです)

機械学習を用いて柔軟な動作をさせることができる機能は大変魅力的に思えますが、それなりの規模を想定しないと適用が厳しそうな印象があります。

導入事例

メーカーからは、海外の導入事例の発表のみのようですが、各販社からは国内の導入事例として、横河電機、サントリービジネスシステム、第一生命保険などの事例が公開されているようです。

※本製品の情報は2018年10月時点のものです

 

【5】Nice

 

概要

Nice社は、もともとコールセンター業界の通話記録などを行うソリューションで有名な会社です。

コールセンター業界でいう「アフターコールワーク(ACW)」の自動化に向けて、RPAを発展させてきたようです。

国内でNICE社のソリューションを扱うSIerも多くいらっしゃるようなので、その顧客基盤をベースに導入が広がっていくのではないかと想像しています。

機能

メーカーの公開情報によりますと、すべてのWindowsデスクトップアプリケーションおよびWebアプリケーションに対応が可能。

操作員の操作方法を監視・自動記録する機能や、フローチャート形式で動作を補完する処理を追加して作成する仕組みなどの機能を持っているようです。

さらに発展の経緯から、コールセンターの電話接続装置との連携機能などの独自機能なども持っているとのことです。

また、同社ツールはコールセンターのオペレータを支援するような、フロントオフィス作業を支援する製品だけではなく、金融業界などに向けたサーバーにて一括処理を行うバックオフィス作業を提供する製品も提供しているようです。

価格

フロントオフィス作業を支援する製品は低め、バックオフィス作業を提供する製品は中位に設定されているようです。

汎用的な利用も可能なようですが、特にコールセンター業界での利用に関しては、有力な候補の一つでないかと思われます。

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【6】Pega RPA

 

概要

ペガシステム社は、元々BPMSベンダーで、ガートナー社のiBPMS分野においてトップリーダーと位置付けられています。

大規模なコンタクト・センターに対応するRPAの老舗でこの分野における最大規模、最長の経験を持っているRPAプロバイダのOpenSpan社を買収し、従来のBPMSとRPAを融合した新たなRPAソリューションの提供を目指しているようです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、RPA機能はすべてのWindowsデスクトップアプリケーションおよびWebアプリケーション、さらにCitrix環境等の仮想デスクトップ統合(VDI)にも対応。

BPMS機能からRPA機能を呼出すことにより、従来のタスクレベルのRPAだけではなく、プロセスレベルを包含した新たなRPA機能を提供しているとのことです。

但し、現状ではBPMS機能(PegaRPA)とRPA機能(PegaRDA)がやや分離されたソリューションとして提供されているようです。

近将来的に、密なシステム連携であるBPMSと疎なシステム連携であるRPAが画一のインタフェースで統合され、RPA機能とBPMS機能の管理機能が統合されると従来のRPAの概念が大きく変わるかもしれません。

価格

BPMS機能を包含しているので、他ツールと比較する範囲が異なりますが、BPMS機能分高めに設定されているようです。

※本製品の情報は2018年1月時点のものです

 

【7】Verint RPA

 

概要

米ベリントシステムズ社は、アクショナブル・インテリジェンス・ソリューションの分野で世界をリードする企業で、通話音声・ビデオ・テキストなどのビッグデータを経営に活用するワークフォース最適化ソリューションの一部としてRPAソリューションを提供しているようです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、操作対象の認識方式として特許技術である画面イメージおよびOCRによる文字認識を組み合わせた独自技術を採用し、対象アプリケーションの制限を最大限に減少させているとのことです。

また、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能や、定型のコマンドを選択リストから選ぶことで動作を補完する処理を追加して作成する仕組みを持っているようです。

さらに、業務プロセス分析ソリューションによりデスクトップ作業を常時監視し、手順のトラッキングと可視化により、業務プロセスの定義やモニタリングを自動的に行うことも可能とのことです。

価格

同ツール群の中では中位に設定されているようです。

※本製品の情報は2018年1月時点のものです

 

B)比較的小規模をターゲットにしているRPAツール群

 

【8】WinActor

 

概要

NTTグループの技術的中核企業であるNTTアドバンステクノロジ株式会社が開発した製品で、国産RPAツールとしては他の製品と比べると比較的新しい製品のようです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、操作対象の認識方式として「UIオブジェクト」、「画面イメージ」(OCRによる文字認識はなくイメージのみ)、「画面内の相対位置」による機能を持っているようですが、Windowsデスクトップアプリケーションの場合は、「画面イメージ」による機能が主体となるようです。

ほぼすべてのWindowsデスクトップアプリケーション、およびWebアプリケーションに対応できるようです。

また、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能(但し、Webアプリケーションの場合、ブラウザはIEに限定)や、フローチャート形式で動作を補完する処理を追加して作成する仕組みも持っているようです。

なお、同ツールは、かなりの頻度で機能やセキュリティ面での改良が行われていると同時に、NTTデータ社による有償/無償ライブラリの公開。国際化対応としての英語版、中国語版の提供。ライセンス体系としてフローティングライセンスや従量課金制の新サービスの発表。さらにクラウドサービスとして中央集中管理機能の提供予定など多方面において急成長が進んでいるように思われます。

価格

それなりに低めに設定されているようです。(標準価格では1台当たりの年間利用料(保守料を含む)が90.8万円(税抜)程度で、実行機能のみを提供する版は標準版の1/4強程度のようです)

当初は、管理機能がないため小規模を中心に展開が進んでいたようですが、今年4月よりNTTデータ社が提供する管理ロボット「Windirector」や今秋から提供されると発表のあった「クラウドサービスの管理機能」などにより、中~大規模の導入も進んでいくのではないかと思われます。

導入事例

メーカー発表では、「RPA国内シェアNo.1」2018年9月時点で国内で1,800社を超える企業に導入されているとのことです。国内の導入事例として、三井物産社、ヤフー社、みずほ銀行など多くの導入事例が公開されているようです。

https://winactor.com/case/

2017/10/10 追記
RPAソリューション「WinActor」の管理ロボを提供開始
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2017/092100.html

※本製品の情報は2018年10月時点のものです

 

【9】Autoブラウザ名人

 

概要

ユーザックシステム社が開発されたWebシステム向け国産RPAツールです。

元々WebEDIの受信システムとして10年以上の歴史があり、WebEDIの受信分野では多くの導入事例を持っている製品のようです。

機能

メーカーの公開情報を見る限りでは、HTML解析による対象オブジェクト認識(ブラウザはIEに限定)や、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能、一覧形式で動作を補完する処理を追加して作成する仕組みを持っているようです。

但し、Webに特化したRPAツールであり、一般的なWindowsデスクトップアプリケーションは対象外ではないかと思われます。

また、姉妹製品としてメール処理を中心とした自動化ツール「Autoメール名人」と言う製品などもあるようです。

価格

適用範囲が限定されていることもあり、かなり低めに設定されているようです。(標準価格で1台当たりの年間利用料(データ変換オプション及び保守料を含む)が35万円(税抜)程度で、実行機能のみを提供する版は標準版の1/5程度のようです)

Webだけに特化したRPAには非常に向いているのではないかと思われます。

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【10】ipaS

 

概要

デリバリーコンサルティング社が開発された国産RPAツールで、最近提供を始めた製品のようです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、操作対象の認識方式として高度な「イメージ」(OCRによる文字認識ではない)を持ってるようです。

コマンドラインの操作などと組み合わせることにより、ほぼすべてのWindowsデスクトップアプリケーション、およびWebアプリケーションに対応ができるとのことです。

一方で、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能は提供されていないようで、一覧表による処理を記述する方式(スクリプトにより機能を拡張する機能も持っているとのこと)のみを採用しているようです。

なお、同社では管理機能を鋭意開発中とのことです。

価格

同ツール群の中ではやや高めに設定されているようです。

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【11】NEC Software Robot Solution

 

概要

明確には公開されておりませんが、ipaSおよびNEC社の公開情報から、ipaSのOEM製品(またはその逆)ではないかと想像されます。

機能に関しての情報は、ipaSの情報をご参照ください。

価格

同ツール群の中ではやや高めに設定されているようです。(他ベンダーと異なり利用料に保守(QAサポート)料が含まれる形となっていますが、標準価格で1台当たりの年間利用料が288万円(税抜)程度のようです)

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【15】CELF RPAオプション

 

概要

2018年に入り「大衆普及型RPA」と銘打って登場したのが、SCSK社が開発した「CELF(セルフ)&RPAオプション」です。CELF自体は元々Excelの知識でWebアプリを作ることが出来るクラウド型サービスでしたが、ここに人間が行うマウスやキーボードの操作を加える形で機能強化。現場の各個人の個別業務を安価で手軽に自動化できるというコンセプトの元、RPAオプションとしてリリースされた新しいサービスです。

機能

メーカーの担当者に確認したところ、操作対象の認識方式としては「イメージ」(OCRによる文字認識ではない)方式を採用しています。(※本記事の記載時点では、2018年11月には対象オブジェクト認識機能も搭載予定)

ウィンドウや画像の座標指定をベースとすることで、ほぼすべてのWindowsデスクトップアプリケーション、およびWebアプリケーションに対応できます。

元々Excelの作業を効率化させるアプリ開発支援ツールでもあるので、CELFの標準機能を使うことでExcel内の処理やデータベース連携などによるシステム化を進めることができるため、RPAのロボットで行う処理をできるだけ単純化してから自動化できる特徴を持っています。

利用環境としてはクラウドまたはオンプレミス型のサーバーとの通信が必要となるので、常にネットワーク環境があるユーザー様にご利用いただけます。

価格

RPAツールの中では群を抜いて低く設定されています。CELFが175,000円/年額、RPAオプションが35,000円/年額という設定で、1端末あたりの年間利用料は21万円(税抜)程度となります。(端末単位のため共有PCでもOK)

※本製品の情報は2018年10月時点に追記したものです

 

C)オープンソース・フリーウェアのRPAツール群

 

【12】RPA Express(WorkFusion)

 

概要

Work Fusion社のRPAExpressは、他RPAベンダーが価格・機能面で競争するなか、ソフトウェアを無料で配布(フリーウェア)するようです。

機能

メーカーの公開情報によりますと、操作対象の認識方式として画面イメージ方法を採用。

WindowsデスクトップアプリケーションおよびWebアプリケーションに対応でき、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能に機械学習を組み込み、ロボットに操作を覚えこませることができるようです。

RPAの第2段階と言われる非定型業務への対応に向けて、一歩進めたツールとなっているようです。

ただし機械学習は情報が収れんするまでは挙動が安定しない(想定した通りの挙動を行わない)一面も持つとも言われています。

直ぐに実用的な挙動(想定した通りの挙動)ができる仕組みをどのように提供しているのか(例えば、学習結果情報を外部で簡単に作成する)なども、非常に気になるところではあります。

製品版の提供も始まっており(但し、かなりの頻度でバージョンアップが行われている)、HPからユーザー登録を行うと製品のダウンロードが可能となります。

また、無料のトレーニング(英語版)なども提供されているので、気になる方は、一度お試しになってはいかがでしょうか?

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【13】Selenium

 

概要

Seleniumは、オープンソースのWebブラウザを自動操作するツールで、RPAツールではありません。

しかし、IT業界ではWebアプリケーションのテストの自動化などに利用されており、小規模なRPAツール的な利用も可能と思われます。

機能

同ツールは、Webアプリケーションのみの対応となりますが、マルチブラウザ、マルチOSに対応されており、操作員の操作方法を監視・自動記録する機能なども提供されたりもしてはいます。

しかし、一般的なRPAツールとは異なり、基本的には動作を記述するための設定は、Java、C#、Python、Ruby、PHP、Perl、VBAなどのプログラミング言語を利用する必要があります。

また、構成されるモジュールが複数に分かれており、目的のOS、ブラウザ、利用プログラミング言語などで必要なモジュールを選択して環境を構築するため、それなりのIT知識などが必要とされます。

さらに、シナリオの作成にも、プログラミング言語を利用する必要がありますので、その部分でもそれなりのIT知識と経験が必要となります。

価格

オープンソースであるため、ツールの利用料と言う意味では、無料で利用が可能ではありますが、環境の構築だけではなく、シナリオの作成や維持保守にもITの知識と経験を持った技術者が必要となります。

RPAツール以外の面で、それなりの維持費用を想定する必要があるのではないかと思われます。

また、同機能は、もともとRPA的な繰り返しの連続作業や大量な作業、さらには複数台のロボットが稼働するような大規模な運用などは一切想定されていません。

専門の技術者が小規模な範囲で利用する以外は、専用のRPAツールの利用をお勧めいたします。

※本製品の情報は2017年8月時点のものです

 

【14】sikulix

 

概要

sikulixは、オープンソースのマルチOS 配下で稼働するデスクトップアプリケーション、WebアプリケーションのGUI操作を自動化するツールです。

作者はRPAツールとして紹介はしていないようでが、前出のSeleniumと同様に小規模なRPAツール的な利用も可能と思われます。

機能

同ツールは、sikuliを発展させたもので、中核部分の技術として画像認識技術であるOpenCVとオープンソースOCR のTesseractを用いているようです。

Java環境で稼働する専用のIDE上でコマンドと対象画面イメージを組み合わせたスクリプトを作成することにより、操作を記述していく仕組みになっているようです。

価格

前出のSelenium同様、環境の構築やシナリオの作成、維持保守にITの知識と経験を持った技術者が必要となりますので、専門の技術者が小規模な範囲で利用することをお勧めいたします。

※本製品の情報は2018年1月時点のものです

 

【まとめ】注目のRPAツール15選(概要、機能、価格比較)

2018年1月時点で弊社にて認識している日本で紹介されているRPAツールを、メーカーの公開情報を中心に私見も交えながらつれづれなるままに書かせていただきましたが、少しは皆様のご参考になりましたでしょうか?

全体的な印象としては、「比較的大規模をターゲットにしているツール群」では、多少の機能差や得意・不得意などはあるものの大きな差はないように思われます。

また、「比較的小規模をターゲットにしているツール群」は、偶然にも全てが国産ツールであるのでサポートなどの面では安心な反面、新しいツールが多いので海外製のRPAツールに比べて機能的にややこなれていない部分があることも、否めない感じを受けました。

但し、弊社に寄せられた情報では、メーカーの公開情報とは若干異なり、対象とするアプリケーションやバージョンによっては、(特に古いバージョンのWindowsデスクトップアプリケーションやFlush/appletなどを利用しているWebアプリケーションなどでは)うまく動作しないものがあるなどのお話も伺っていますので、自社での十分な検証をお勧めいたします。

今回の改訂において、各ツールの機能を分かり易く分類するためにメーカーが公表している情報を基に弊社の認識にて「対応アプリケーション認識強度」と「ロボット配置柔軟性」による一覧表を作成してみましたので、必要に応じてご活用ください。

 【まとめ】注目のRPAツール15選(概要、機能、価格比較)

また、今回はご紹介いたしませんでしたが、デスクトップ作業を常時監視して業務プロセスの定義やモニタリングを自動的に行う業務プロセス分析機能などを訴求するなどの動きも活発になってきています。NTTデータイントラマート社や日本IBM社では、自社のBPMSツールとRPAツールを組み合わせることで、タスクレベルの自動化を実現したり、RPAツールを束ねたプロセスレベルを自動化するなどの展開を見せており、今後の動向が非常に気になるところです。

最後に、弊社では働き方改革ソリューションの一環として、RPAツールの導入やロボット(シナリオ)実装などの各種支援サービスを取り扱っておりますので、RPAについてご興味・ご相談がおありの方がいらっしゃいましたら、お気軽に弊社窓口までお問い合わせいただければ幸いです。

 

【無料ダウンロード】RPAツール比較・評価テンプレート

実際にRPAツール/ベンダー選定で使われていたテンプレートを無料で限定公開しております。

使い方の例として、RPAツールベンダー各社に配布して回収し、一覧形式で最終的な評価を行うという流れが一般的です。

無料でダウンロードいただけます

無料公開中の間にぜひダウンロードいただき、プロジェクトのご参考となさってください。

 

RPAツール比較・評価テンプレート-ダウンロード
 

【お知らせ】UiPathの実践トレーニングがついにオープンしました

【超入門】UiPath 実践トレーニング

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製品比較の際にUiPathの詳細資料も一緒にいかがでしょうか

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※記事の内容に誤りや状況変化等がございましたら、お手数ではございますがこちらのフォームまで訂正希望内容を添えてお問い合わせ頂きますようお願い申し上げます。速やかに記事の修正をさせて頂きます。

本記事のご提供元

株式会社サン・プラニング・システムズ


株式会社サン・プラニング・ 【得意分野】
・業務の棚卸
・業務の可視化
・業務フロー型マニュアル構築
・内部統制文書作成/コンバート
・RPAツール導入支援/シナリオ構築